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キングダムハーツ3のレビュー

2019年1月25日にPS4で発売されたキングダムハーツ3のレビューを書いていきます。

1作目が2002年に発売されたこのシリーズですが、今回で1つの編である「ダークシーカー編」が終わるということで、ファンの僕は結構感慨深いものがありました。17年かかるなんて!

ただシリーズとしてはまだまだ続きます。果たして次はいつになるのやら。

プレイ時間がエンディング後に見れますが、自分はプラウドモードで26:48:48でした。30時間以内に終わるのでちょうど良かったと思います!

良かったところ

フィールド移動の自由度

フィールド移動の自由度は間違いなく過去最高になってます!

ダントツに広くなったフィールド

まずこれですね。広いです。シリーズを通してダントツに広くなってます。

最初のヘラクレスのワールドをプレイしてて「まだあるの!?」と何度も思いました。今までのシリーズが小エリアごとに区分けされていたので、今作のオープンワールド化でより一層それを感じるようになったのだと思います。

奥の断崖にガンガン登っていきます

ただ広いから全体マップが欲しかったですね。ミニマップだけでも良いですが、やっぱり全体を把握したくなります。

フリーラン

今作で初めてフリーランという名の壁登りができるようになりました。それも地面を歩くのと同じようにできます!

建物や断崖に白い光が映っている場所であればガンガン駆け上がることができます。この発想は良いですね!この手の移動はハシゴとか段差を用意して上がれる仕組みを作るのが一般的ですが、この概念を丸々取りはらって自由度を高めたのは思い切ったなーと思いました。

冷静に考えるとシリーズを通してあまりフィールドの高さを利用していた箇所はなかったと思うので、良い仕様だなと感心しました。

プレイしててストレスないですからね。後半でシリーズおなじみのグライドというアビリティを取得すると、街を飛び回れて気持ち良いです!

アスレチックフロー

これとっても良い機能です。フィールドが広いのは良いですが、その分移動が面倒くさくなる時もしばしばあります。開発陣もそう思ったのか、それを解消するアスレチックフローという機能が実装されています。

R1でエイムを合わせて□ボタンを押せば素早く移動できます。

エイムで移動先を合わせて…
一瞬で飛んでいきます!

ただし、どこでも出来るわけではなく場所が限られます。動線がしっかりした通路や道などは無理ですが、開けた場所にはある印象でした。

シリーズ集大成の華やかなバトル

バトルは今までシリーズでやったことをすべて入れてきた感じになってます!

2のフォームチェンジ的なものもありますよ!

特に今作から入ったアトラクションフロー!

これが凄いです。おそらく3のバトルをプレイした人はだいたいこれが思い浮かぶんじゃないですかねー。そのくらいこいつが凄い。派手!しかも強い!

どんなのかっていうとディズニーランドのアトラクションに乗った風なプレイが出来るんですよね。船に乗ったり、コーヒーカップに乗ったり、メリーゴーランドにも乗っちゃったり!

なんというかバトルの一歩先を行った感じになって楽しかったです。

ただ何回もやってるとバトルのテンポが悪くなってくる気もしたので、これは後述します。

まとめると、バトルは演出が華やかで迫力がありました!フォームチェンジのフィニッシュで敵を一掃すると興奮と爽快感が味わえます!

ディズニー作品に忠実なワールド

今作はベイマックスやアナと雪の女王等の最近のディズニー映画とコラボしています。それが凄く嬉しくて、ワクワクしました。

どのワールドも原作のキャラクターが生き生きとしていて、映画でおなじみの演出も再現されていました。

中でもアナと雪の女王の「Let It Go」が流れる箇所があるのですが、プレイしていて「これ映画と一緒じゃね?」と思い、あとで調べたらほとんど一緒でした。凄いですよね!

こういうディズニーに対しての愛が詰まった制作には敬意を評したいですね!

特にパイレーツ・オブ・カリビアンのグラフィックは本当に綺麗!フェイスモーションもかなりリアルでした。ほんとにゲームなのか!?

写真撮影

今作ではなんと写真撮影ができます。もちろん自撮りもできます。最近のゲームだと普通に入ってますよね。

ただキングダムハーツはディズニーとコラボしているということもあり、幸運のマークという、いわゆる隠れミッキーを撮影してアイテムをゲットできます。この発想はいいなーと感心しました!

自撮りでポーズも出来るので結構ウッキウキでプレイできました!笑

ミニゲームが多い

ゲーム&ウォッチ風の「クラシックキングダム」というミニゲームが用意されています。

本当に簡単なゲームですが、意外と楽しめました。単純操作でもハマりますね。ゲーム制作も初心を忘れてはならない。

トロフィーにも設定されているのでトロコン目指している人は避けては通れないですね。

そのほかにも「フローズンスライダー」や「リトルシェフのレストラン」など豊富にあるため、息抜きに十分遊ぶことができます。卵割りムズすぎィィィ!!!

悪かったところ

ムービーが多い

ムービーに力を入れているのは見れば分かります。本当に綺麗でよく出来たムービーです!

ただやっぱり多いなーという印象でした。「早くゲームやりたい!」「セーブさせて!」と思う場面が結構ありましたね。空き時間にサッとできないのは据え置き型ゲームの定めなのか?

シナリオに消化不良感

シリーズは一応FINAL MIXを除けばすべてプレイした自分でも、よくわからないところが多々ありました。

「こいつは何でここにいるんだ?」とか「あのキャラ結局どうなったの?」とかいろいろです。

まあ考察も一つの楽しみで、意見を交わし合ったりするのも良いですが、意外と収まらないものですね。

あと最後のほう急すぎませんか?プレイした人分かりますよね?

アトラクションフローが強い

ヤッホー!

というノリで最初は楽しかったアトラクションフローも進めていくとだんだん強すぎるんじゃないか説が浮上してきますね。

プラウドモードでプレイした僕も3回くらいしかゲームオーバーになりませんでしたから。前作は結構なりましたけど。

要はほぼ無敵なんで、困ったらアトラクションフローみたいな流れになるんですよ。

今作のバトルの目玉なんですが、なれるとテンポも悪いし面倒だしで使わなくなります。

シリーズ未経験でも大丈夫?

はっきり言うとシリーズ未経験者にはオススメできません。

何でかというと一作目から普通に繋がりがあるので、知らない状態でプレイしても話について行けなくなるからです。ただ、「シナリオはどうでもいいからゲームを楽しみたいんだ!」という人は十分楽しめると思います。ゲーム体験は最高なのでそこは保証できます!

ちなみに、

「今作をプレイしたいけど前のシリーズもやりたい!」

「どれから始めればいいの?」

という人にはPS4でキングダムハーツHD 1.5+2.5リミックスというのが発売されているので、これをやれば大丈夫です!

これはシリーズのまとめセットのようなもので、大枠の流れを知ることができます。全部じゃないですが6作入ってお手頃価格なので未プレイの人はこれを買っておけば問題ありません!

キングダム ハーツ – HD 1.5+2.5 リミックス

おわりに

長く続いたキングダムハーツがここで一区切りできたことは、ファンとしてとても嬉しく思います。

今作は本当に長く長く待ちました。E3やゲームショウの時期が近づくと、「キンハは?」「いつでるの?」とうずうずしてたのを思い出します。

開発スタッフの皆さんには深く敬意を払います。

ありがとうございました!

キングダムハーツ3

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