アクションゲーム

スパイダーマン(Marvel’s Spider-Man)をプレイした感想

2018年ももう終わりになりますが、今年発売したゲームを振り返ったところ、スパイダーマンが一番面白かったなと思いました。

というわけで、2018年9月7日にインソムニアックゲームズからPS4で発売されたスパイダーマンの感想を書いていきます。

公式トレーラー

自分は9〜10月にかけてプレイしてみましたが、端的に言うととても面白かったです。元々プレイする予定も発売することも知りませんでしたが、発売直後からSNSを中心に面白いと話題に上がり、スパイダーマンがフィールドを疾走と飛びまわる動画を見てやりたい衝動が抑えきれずに購入しました。

ゲーム史上最高クラスのフィールド移動

このゲームはオープンワールドです。

オープンワールドは大体のゲームが広大なフィールドにしているため、案外移動が面倒臭くストレスがかかることが多いです。ですが、スパイダーマンはその移動がもの凄く楽しいです。街をウェブスイングを使ってビュンビュン飛び回れるため、ほぼストレスフリーでプレイができます。

正直この移動がゲームの面白さを爆発的に高めてくれていると思っています。ネットでプレイヤーの感想を見てもだいたいがこの移動を中心に語られていますからね。

というか、よくよく振り返ってみると、この移動方法ってありそうでなかったですよね。あったら教えてください。

まあ俊敏な移動と引き換えに街の細部に目が行かなくなってしまうという欠点が出てくるのですが、観光要素に特化しているゲームではないのでそこは問題ないかなと。あくまでもこのゲームの強みは移動が軽快で爽快な点なので、所々にあるランドマークだけで十分に機能しています。

移動中には突発的に軽いミッション(チンピラやマフィアの捕縛)が発生するので、滑らかにゲームが進行されていきます。こういったサブ要素を自分からやるのは結構面倒くさいと感じるタイプなので、案外すんなりと進められて良かったと思いました。

やりごたえのあるバトル

フィールド移動に焦点が行きがちですが、バトルもかなり面白いです。

ゲームを進めるとバトルアクションのアンロックができて戦いを有利に進められますが、案外シンプルで基本攻撃と回避だけで暫くは何とかなります。敵が攻撃しそうになったらスパイダーマンの頭部にマークが出現し、そのマークが出たら回避行動を取るといった感じです。この回避もワンボタンで出来るので簡単です。攻撃しまくってダメージを受けそうになったら回避する。これだけでもスピード感があってめちゃくちゃ面白いです。ほんと凄いな。

あと非常に感心したのがHPで、左上のゲージを使用することで回復出来るという点です。このゲージは基本的に最大まで貯めることで必殺技が使えるのですが、回復手段にも使えるのです。このシステム考えた人は凄すぎる。なので、やられそうになっても即時にHPを回復でき、戦闘が長続きするという訳です。

知り合いにバトルが結構難しいと言う人もいたので、難易度のバランスを調整するための処置だと思います。逆にヌルゲーと感じる人はゲーム自体の難易度を変更できるので、それはそれで問題ないかなと。僕はずっとAMAZING(ノーマル)でやってました。後半はキツイですが詰むような難易度ではないです。

強化について

強化はスパイダーマンのアクションスキルを追加する、ガジェットの種類を増やす、スーツを増やすことを選択出来ます。これらはミッションをクリアしたりランドマークを訪れたりするとトークンがもらえ、それと引き換えに開放することが出来ます。

アクションスキルは攻撃コンボ回数増加や浮遊中にトリックを決める等のスキルです。

2つ目のガジェットですが、バトル中に右上のゲージを消費して使用できます。糸で敵を絡めたり、罠を設置したり、ドローンを使用して自動で敵を攻撃したり出来ます。他のゲームで言うアイテムだと思ってもらえば良いです。

スーツは見た目の変更だけですが、開放するときに必殺技が開放されます。雑魚キャラを全員ネットに貼り付けたり出来る優れた技があるので、戦いを有利に進めることができます。

見た目は結構モチベーションを高めますよね。僕はスーツを全部開放しました。

シナリオについて

うろ覚えですが、自分は映画のスパイダーマンは1、2作目しか見ていません。それも10年くらい前でほぼ忘れかけ。それでも今作は十分に楽しめました。

予備知識がなくても全く問題ありません。

今作以外の内容は所々にあるバックパックを拾うと、主人公が昔所有していたアイテムが収集でき、それで補完されるということになっています。なので、知識がなくても「へーそんなことがあったんだー」と流せるので問題がないということです。

シリーズおなじみであろうキャラクターが絡んできても、大してゲーム外の内容には触れないので新規でも十分理解出来る内容です。

イベントについて

基本的にバトルからイベント、フィールドからイベントにシームレスに移行します。

そのイベントのクオリティはとても高いです。

カメラカットやモデルのモーション、エフェクトに全く違和感はなく、普通に映画を見ているように没入出来ます。

ただ見入っていると急にQTEが始まるんですよね。最初は「えっあるんだ!」とびっくりしながらボタン入力をしましたが、そのうちありそうなところは予測できるので、問題ないと思います。ただ、立て続けにQTEがあるところもあって、入力に失敗すると失敗したところからまたやり直しのループが発生します。タイミングやボタン連打が苦手な人には苦行ですが、QTEをオフに設定できるのでただストーリーを進めたい人にも安心の設計ですね。

QTE。□連打のパターン。

ミニゲーム的要素

このゲームは基本的にスパイダーマンで街を飛び回るのがメインで、建物内には入れません。ただある施設には入ることができ、元の姿であるピーターになることが出来ます。その中の研究所でミニゲームがあるのですが、端的に言うと簡単なパズルゲームです。

これに関しては正直あってもなくてもいい内容だと思いました。推測ですが、ピーターの表の顔のストーリー補完をするために作られたのかなと思っています。

吹き替えを採用している

アメリカの会社が開発しているため、当然ですが元は英語で作られています。そのため日本語字幕は当たり前ですが吹き替え音声も入っています。画面を見ながら快適にできるのはローカライズ班のおかげです。本当にありがとうございます。

ただ、これは字幕オンリーゲームが悪いというわけではありません。グランド・セフト・オートやレッドデッドリデンプションのようなゲームはかなり面白いのですが、毎回字幕を見て意味を理解しなければならないので、画面全体を見てゲームプレイや演出を楽しむことが完全にはできなくなっています(GTAの車での会話でイライラした人は多いハズ)。これを考慮するとやっぱり吹き替えのほうが良いよねという話になってきます。

また、この辺の話には字幕派と吹き替え派に二分する思いますが、ゲームに限って言えば吹き替え派の方が多いんではないですかね?自分は映画は字幕派ですが。

ちなみにぼーっとしてるとたまにネイティブの英語が流れてきます。ゲームプレイに関係ないところはそこまで手をつけていないのでしょう。開発の労力を考えるとそれでも全然問題ありませんが。

まとめ

以上になりますが、スパイダーマンは本当に面白いゲームです!

ゲーマーならば必ずやったほうが良いゲームだと全力で推せます!!

僕は前から「ゼルダのクローショットが使いまくれたら絶対面白いだろーなー」と思っていたのですが、まさにこのゲームがそれで、その願望を上回って実現されていました。実際にプレイして本当に感動しました。スタッフ一同に敬意を表します。

【PS4】Marvel’s Spider-Man Value Selection

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