書評

話を聞かない男、地図が読めない女の書評

こんにちは。まあです。

「電話してるんだから静かにしろ!!」

と男性が言ったり、

「どうしてわかってくれないの!?」

と女性が言うのってよくありますよね。

最近『話を聞かない男、地図が読めない女』という本を読んだんですが、上のような発言を男女が口をそろえて言う理由がわかりやすく書かれていました。


この本はアラン・ピーズとバーバラ・ピーズという海外の方が書かれていて翻訳されているのですが、読みやすく、内容が面白いのでページがどんどん進んでいきました!!

「彼がわかってくれないの!!!」
「女がうっとうしい!!」

とイライラしたり悩んだりしている人は一読するとそこそこ幸せになります。

また、純粋の男女の脳構造を知りたい人にもオススメします。

男と女を理解したいなら読むべき一冊

自分はタイトルが面白かったのでなんとなく読んでみた口です。

「男や女をあおるような内容かな?」と思いましたが、実際そんなことはなく、進化の過程やら脳の構造やら、大学や機関の研究をもとに男女について細かくかかれています。

なので、男女間でトラブルになった人やマーケティングに興味がある人は、読んで損はないんじゃなかと。

学術よりな内容ではあるものの、浮気や夜の営み等、踏み込んだ内容も書いてあります。

むしろ、「そこが面白い!!」

読む価値アリ。

男と女は生まれつき脳の構造が違う

本書でもきちんと解説していますが、前提として男女はそれぞれ脳の構造が違うんだそうです。

だから分かりあえないことがあって当たり前なんです。

そこさえ理解しあえれば、お互いに楽になれますよ。ってことを著者は言っています。

「なんでわからないの!?」

と相手に問うことがそもそも「おかしい」って話です。

脳の構造が違うのだから当たり前です。

で、なんで脳の構造が違うんだって話ですが、人間のながーい狩猟時代からのなごりだからだそうです。
オスは狩猟に出かけ、メスは家の周りで他のメスとコミュニケーションをとって暮らしてました。

だから男は方向感覚や空間認識能力があり、地図をみたり、スポーツをするのが得意で、逆に女はそれらは苦手で、そのかわりみんなで集まって話すのが好きらしいです。

何万年も繰り返してきてそれで良かった生活が、現代になって突然変化してしまったので、男女でトラブルが起きるようになってしまったというのがこの本の主張するところです。

まあ考えてみればそのとおりですね。男女がともに社会進出出来るようになったのってマジで最近の話ですからね。そりゃあトラブルも起きるわけです。

読んでみての感想

新しい知識がガツンと頭に入った感じです。

今まで特に男女について分析しなかったこともありますが、この本を読んでいろいろと知ることができました。

特にLGBTについて書かれている部分は核心を突かれた感じがしました。

ゲイは生まれつき女に脳が近く、レズは男に近いという話です。

生まれつきなんだから、大人になるまでにどんな格好をさせようと、どんな訓練をさせようと、どうすることもできないってことです。

脳がもうそういう構造なんだから、どうしようもないんです。

それがわかれば受け入れられますよね。

だからLGBTに偏見をもつ人は一読すべきだなと思います。

まとめ【異性の苦手な部分を理解して受け入れよう】

世の中にはいろいろな人がいるので、最終的には個人レベルで見ることになるんでしょうが、まとまりとして男女がどんな特徴を持ち、何が得意で何が苦手かを手っ取り早く知りたければ、本書を読む価値はあると思います。

男が多い職業や女が多い職業がいろいろありますが、男女差別でそうなっているのではなく、単純に性別によってその職につきたいと思う意欲が違うって話なんです。

男女の割合から「差別だ!」と判断するのではなく、脳の構造レベルで考えるのも大切なんだなと。

そうやって男女間で苦手なこと理解していれば、「そういうもの」として判断できるので争いもなくなります。

だからまず、

「受け入れること」

これが大切だと学びました。

以上、書評でした。ありがとうございました!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です