こんにちは。まあです。
僕はゲーム業界に入って4年で、今はゲームプログラマとして働いています。
25歳の時に未経験で中途入社したので、その時の体験も踏まえて、どうやったら未経験でもゲーム業界に入れるのかを考えていきます。
この記事は未経験だけどゲーム業界に入りたい方や、新卒で入ろうとしている人に向けて書いていきます。
ちなみにゲーム業界には職種がいっぱいあり、全部書いたらキリがなくわからないこともあるので、全職種に当てはまる内容を書くことにします。
必要なスキルや条件
まず、各企業の募集要項に必須スキルや条件があると思うので、そこは満たすこと。
新卒で入るなら企画なら企画書。デザイナーならポートフォリオとかいろいろです。
といっても未経験だったら、「コミュニケーションスキル」とか「論理的に考える力」のように、何か見せるものを作らなくても良かったりします。
探せば分かることですが、ゲーム業界にかかわらずどの仕事でも必要になるスキルがあればOKとしている企業もあるんですよね。
この傾向はソーシャルゲームをメインに作る会社に多く、コンシューマーゲームメインの会社にはあまりなかったです。
だから全く見せるものがなくても書類選考に通る可能性は十分あるので、
「見せるものがない!」と諦める必要はないってことですね。
実際僕も履歴書だけで書類は結構通りました。
何をアピールすれば良いか
面接までこれたとして何をアピールすれば良いかを考えます。
一番良いのは就職活動全般に言えることですが、「自分の強み」や「これまでの経験で頑張ったこと」をアピールすることですね。
提出物があれば、そこのアピールポイントを堂々と話せれば良いですね。
もちろんゲーム会社にマッチしたことを話すこと。
クリエイター集団なので自発的に何かをしたことが良いですね。受動的な経験だと業界問わず苦しいでしょう。
ちなみに僕は特にアピールポイントがなかったので、自作ゲームを作ったことをアピールしてました。
「ゲームを作ってみたら、とても楽しかったんです!!
ネットにアップもしてみました!!
これがそのゲームです(タブレットでそのサイトを見せる)!!
そしたらコメントも書かれました!!
『面白い』って書かれたんですよ!!」
こんな感じです。
笑う人もいれば無言の人もいました。
あの時無言だった面接官さんの顔は今でも忘れません。
なんかスベった感じでした。
話をもどします。
勘違いしないで欲しいのですが、ゲームをするのが好きなことをアピールするのは愚行です。
ゲーム会社はゲームを「作る」ところなので、何か作ることが好きな人。
すなわちクリエイティブな人の方が好まれます。
プレイするのが好きなのは良いですが、それがなくても「絵を書くのが好きで好きでしょうがないんですよー!!」って人なら入れます。
知り合いにもゲームはほとんどやらないって人がいるので、逆に言えばゲームに関心がなくても、何か制作するのが好きなら入れる可能性はあるってことです。
どんな人に入ってきて欲しいか
結局のところ、「その人と一緒に働きたいか」で決まると思います。
面接ってだいたい現場の人と話しますからね。
人事だけで最後まで面接するのってゲーム業界ではないんじゃないですかね?
少なくとも僕はどこでも現場の人と面接しました。
だれでもそうですが、その人好意をもたないと「友達になりたい!」とか思わないじゃないですか?
まあ友達じゃないですけど、仕事仲間でも結局は好意がもてるかどうかは大事です。
なので面接では余裕を持ち、ときにはユーモアを持って話せると良いですね。
むしろ楽しむレベルだともっと良しです。
まとめ
まず、募集要項の必要スキルや条件が前提で、そこをクリアしたら面接で強みをアピールしつつ、「こいつと働きてえ!」と思われるのが、ゲーム業界に未経験で入る方法です。
ほかの業界にも通じる話ですが、ゲーム業界では「クリエイティブなことが好きだ」ということをアピールするのが重要です。
社会人としてのマナーや基本は抑えつつも、「何か作ることが好きだ」。
この強い信念さえあればいずれ入ることはできるでしょう。
余談ですが、転職するのであればエージェントを使うのも一つの手です。
僕は4社くらい登録したのですが、エージェントは無料で使うことができるため、とりあえず相談してみるのもアリですね。
ゲーム業界やIT業界だとワークポートというエージェントが幅広く求人を扱っています。
ただし、エージェントは担当者が一人か二人つくのですが、この人たちに結構差があるんですよね。
良い担当者なら良いんですが、悪い人は悪いので、悪かったら担当を変えてもらうか別のエージェント会社にいくなりした方が良いですね。
レビューサイトで星5や星1がついてピンキリなのもこれが理由です。
僕の場合ははソフトバンクグループのエージェントが良くなかったですね。
また、大手のエージェントは対応は良いんですが、ゲーム業界の案件はほぼなかったので、ゲーム系で探すならそっちに特化したエージェントを使うのが良いと思います。