モノリスソフトの新作ゼノブレイド2をクリアしたので感想を書いていきます。自分はゼノブレイドとゼノブレイドクロスをプレイしているのでシリーズ経験者からみた感想になります。
エンディングまでのプレイ時間は約80時間でした(サブクエストをいくつか達成しての時間です)。サブクエストをほぼやらなければ70時間以内にクリアできるかと思います。RPGの中でもボリュームはかなり多いほうですね。
公式紹介動画↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=vXSTAM5fP0s
先にプレイして思った点を書きます。ご参考までに。
良い点
・目的を理解しやすいストーリー
・広大なフィールド
・戦闘キャラの幅広いカスタマイズ
・アクション要素と頭を使う戦闘システム
・豊富なクエスト量
悪い点
・マップ移動の手間
・新規には理解しづらいチュートリアル
・戦闘キャラの育成のしづらさ
目次
仲間と楽園を目指す王道ストーリー
ヒロインが楽園にいきたいと願い、主人公レックスがその願いを叶えるために仲間達と共に楽園を目指すストーリーになっています。
もともとサルベージャーだった主人公はひょんなことからドライバーといわれる、ブレイドという種族を操る人として冒険に出ます。主人公=ドライバー、ヒロイン=ブレイドという感じですね。
途中からはヒロインのもう1つの姿が表れてプレイヤーがどちらのヒロインを使うかを選べる状態になります。2つの顔で考え方や性格が違うのでストーリーの幅が広がっているように思えました。
また、前作との繋がりは全くないので新規も問題なくプレイできます。ただ前作に出てきたモンスターや種族がいるので知っていたほうが楽しめます。
オープンワールドとエリア制の複合型フィールド
フィールドは巨神獣=アルス(簡単にいうと人が住めるくらいの巨大生物。前作でいう巨神、機神)ごとにオープンワールド化されています。そのため基本的にはシームレスな移動になります。前作ゼノブレイドがエリア制を採用していたのでこのあたりは最近のゲームらしくなってきましたね。
もちろん今作も朝、昼、夜や天候によって風景や出現するモンスターが変わるのが醍醐味になっています。昼はザコ敵でも夜はめちゃくちゃ強かったりしてビビりますが、ワクワクしました。
戦闘システム
今作もコマンド+アーツを駆使した戦闘になりますが、さらに戦闘の幅が広がっています。ドライバー(プレイアブルキャラ)はブレイドという種族を3体までを手持ちとして操作することができます。そして、このブレイドがアーツを3種類持っているため、3×3=9アーツを使うことができます。
ドライバーコンボ
アーツ攻撃にはコンボがあり、敵1体に対して
ブレイク→ダウン→ライジング→スマッシュ
と繋げると敵に大ダメージを与えることができます。これがドライバーコンボというシステムです。画像上部にダウンと書かれているところが敵の状態です。
ブレイドコンボ
画面右上に横ピラミッドがありますが左から右のいずれかに向かって必殺技を繋げることをブレイドコンボといいます。これは新しいシステムで、強敵と闘う場合はかなり使うことになります。まずアーツを使用しながら、必殺技ゲージを貯めます。右下のギリシャ数字が必殺技のレベルで、これが3になった時にコンボが2段階目まで上がっていれば最大コンボとなり、そのブレイドの特殊な演出が流れます。新しいブレイドと同調したらこの演出を見ることも醍醐味になったりします。
チェインアタック
左上のパーティゲージを最大まで貯めるとチェインアタックを発動できます。
3人で1巡として大ダメージを与えていくセッションになっています。基本は3人で1攻撃ずつして終わりですが、条件を満たしていると2、3巡回すことができます。
これも戦闘の面白さのひとつになっていますね。
条件を簡単に書くと、先程のブレイドコンボを最大まで繋げると、その属性の属性玉と呼ばれる玉が敵に付与されます。その弱点の属性玉を1巡している間に壊すともう一巡できます。そのためブレイドコンボで属性玉を付与させまくって、チェインアタックで一気に仕留めるのが効率の良い戦い方で、これを戦闘しながら考えるのが物凄く楽しいです。いっきに100万ダメージ以上与えられるととっても気持ち良いです。
ブレイド同調というガチャ要素
今回ブレイドという種族と共に冒険していきますが、このブレイドを仲間にするためにコアクリスタルというアイテムを入手して、同調という行為をするとブレイドを仲間にすることができます。コアクリスタルにはレア度があり、確率でユニークなブレイドを入手できます。それ意外は多少モデルや装飾は違うものの、使い回しになります。これが明らかにガチャそのものであり、ユニークブレイドを入手するために何回も回すことになります。ただ確定でユニークが出るクリスタルもあります。
また、このブレイド同調ですが、同調の演出も長く、少し経ってからスキップできるのでテンポが悪いです。しかもコアクリスタルはかなり手に入るので、いちいち一回ずつ回すのが面倒くさいです。10連あっても良いんじゃないかと思いました。
キャラクターのカスタマイズと強化要素
今作はブレイドとドライバーの両方を強化でき、その方法も違っています。ドライバーはアーツのレベルを上げたり、ポーチに嗜好品や食べ物を入れて一時的にステータスを上げることができます。ブレイドはドライバーとのキズナを深めることでキズナリングを開放していき、さらに条件を満たすことで強化されていきます。
これに関してはレベル上げと平行して考えながらやるので、単調にならない要素としては良かったのですがたまに面倒くさい条件があるので後回しになることも結構ありました。特にどこどこであのモンスターを何体倒すという条件は面倒くさすぎだと思います。プレイした人は共感できると思います。
おそらくモンスター図鑑がないのがそれに拍車をかけているのだと思います。名前と見た目が一致しないので、とりあえず該当のエリアに行き、しらみつぶしに歩き回るしかないのです。そのあたりの情報をもう少し出すなど、工夫をしてもらいたかったです。ゼノブレイドクロスには確かありましたよね?なぜ入れなかったんでしょうか。
人工ブレイド「ハナ」とミニゲーム
基本的にブレイドはどれも同じ強化方法ですが、途中からハナという人工ブレイドが登場します。ハナは他のブレイドと違い特殊なカスタマイズが必要で、その強化パーツを得るために「Tiger! Tiger!」というミニゲームをやる必要があります。ファミコン時代の2Dゲームのようなものです。で、
アップデートでイージーモードが追加されたくらい難しいです。まあ慣れれば楽なんですがね。
それでハナちゃんを強化するにしてもミニゲームで得られる報酬がそこまで良くないので何回もやる必要があります。何回も何回も。そう、何回も。
これが面倒くさい!だからハナちゃんがあまり強化できずにほぼ初期と変わらないままラスボスまでいった人が多いと思います。ミニゲームと関係ないアーツの強化だけで良いんじゃないかと思いました。実際それでなんとかなりますしね。。。
なんかハナちゃんが可哀想ですが、物語を進めると3つのモードに変形できて、ブレイド3体分になるのでミニゲームなしでも十分問題ありません。ハナJDは最高です!!
傭兵団
途中から傭兵団という組織を持ち、余ったブレイドを各地に派遣することができます。
派遣にはブレイドの強さやスキル等の条件が必要です。また、派遣時間もあり、だいたい30分から1.5時間程度かかります。派遣したブレイドは帰ってくるまで連れ歩くことはできませんが、終わればアイテムやエリアの発展がされ、さらに多くの依頼を受けることができます。
ブレイドガチャで余ったブレイドの救済処置だと思いますが、きちんと手が行き届いていて良かったと思います。
「いならくね?」と思う人もいますが、先に書いたブレイド強化でどこどこでとあるモンスターを何体分倒すという条件が達成できます。
これはでかい。他の欠点を別の要素で補う。
良いと思います。
良いのか?
音楽
前作に引き続き光田康典さんが音楽を担当されています。
同じ人なので似てるのは当たり前ですが、明らかに前作に似せてるだろ?と思われる曲もあります。多分狙ってやっているのでしょう。
バトル音楽とか本当にテンション上がりますからね。前作もそうですが、バトルの高揚感はこの音楽あってこそですね。
ちなみにフィールド音楽はアーケディアが好きです。
ちょっとずれますが、前作がシュルクの笑い声がうるさかったですよね。でも今作は音のバランスがとれていて違和感なくプレイできました。
バランスは大事ですよね。
おわりに
なんだかんだ言ってもゼノブレイド2はストーリーと戦闘がキモで、ここに力を入れていることが感じられ、実際やると面白いので非常にオススメできます。
今作はキャラもアニメ調になっているのでアニメが好きな人は入りやすいと思います。ゲームやRPGを最近やってなかった人にもオススメします。
ハマります。
僕は現在100時間越えでプレイしていて、レベルマックスまでやり込むと思います。
最高でした!是非プレイしてみてください!!