2015年5月28日。任天堂からWiiU向けのタイトル、スプラトゥーンが発売されました。
確か昨年のE3で発表があったと思いますが、そこから約１年。本当に待ちに待ちました！！
なぜかって、任天堂からマリオやカービィ等の既存のIPではなくて、全く新しいキャラを使った完全新作だからです。
まずどんなゲームかと言うと、４対４のチーム戦でシューターやローラーというブキを使い、そこから出るインクで床や壁を塗るゲームです。
もちろん自分も試射会から参加して、発売日に製品版を買って今日までプレイしています。
プレイ時間は230時間程で、ウデマエはA+99までいきました。
そしてレビューですが、こんな感じかな～と。
- ルールがとてもシンプルで入りやすい
- 追加要素によるリテンションが上手い
- 武器の種類とバランスが絶妙
- 着せ替えがオシャレだけでなくプレイスタイルに影響する
もうこのゲームに関してはいろいろ言われていますが、これらの要素がやっぱり凄いなーと思います。というわけで、書いていきます。
ルールがとてもシンプルで入りやすい
スプラトゥーンが１番評価されているのがこの点だと思います。シューティングゲームにはFPSやTPSがあり、基本的に敵を撃つことがメインのところを、スプラトゥーンは撃ったインクで地面を塗ることをメインにし、敵を倒すことは手段の１つにすぎないというゲームデザインになっています。
そして、このルールが受け入れられやすい点がこの２つだと思います。
・勝ち負けがはっきりしている
・ステージを多く塗った方が勝つ
まず、勝ち負けがはっきりしている点について。
このゲームが受け入れやすい点の１つに勝ち負けがはっきりしている点が挙げられます。順位を競うゲームではなく白黒はっきりさせる内容なため、幼い人にもわかりやすく、この勝ち負けによって勝った時の快感や負けた時の悔しさを増加させるために、ユーザーのもう一回を維持できるのだと思います。
次に、ステージを多く塗った方が勝つという点について。
このゲームのルールは本当にシンプルで、単にステージを自分のチームのインクで塗った面積が多い方が勝ちます。ちなみに自分のランクが高くなると別のルールもできますが、ここでは省略します。これもユーザーを取り込みやすい理由だと思います。
3Dシューティングゲームは敵を狙って倒すという難しさもありますし、日本では文化の違いもあり、あまりこういったゲームが発売されていません。そのため、銃から出るのは弾ではなくインクを使用し、相手と戦闘にならなくてもインク塗りでサポートできるため、そのカジュアルな点が受け入れられているのでしょう。
しかもこの点はローラーという武器を実装することで、エイムにこだわる必要が軽減されているのでFPSやTPSが苦手な人でも遊びやすい仕様になっています。
スプラトゥーンは考えれば考えるほど、遊びやすさを追求する姿勢が見えてくる本当に素晴らしいゲームだと思います。
追加要素によるリテンションが上手い
コンシューマゲームもオンライン要素が増えている昨今、オンライン経由で少しずつ要素を追加していく方式が増えています。
そして、スプラトゥーンはそのやり方が絶妙だと思います。
発売からもう２か月程経ちました。正直最初は、ボリュームが足りないかなと思いましたが、１周間おきくらいで新武器を追加したり、２週間おきくらいでステージも追加。更にはガチマッチというルールを追加することで、話題性を絶やすことなくユーザーを飽きさせないようにしています。このバランスが非常に上手く、公式ツイッターで告知することで、ゲームサイトがそれを取り上げ、SNSでバズるので、発売してからスプラトゥーンという文字を何回も何回も見ています。最近ではユーザーがプレイ動画を投稿しているので、それもあってか話題が常に挙がっています。
「最初に全部出せ！」という批判もありますが、徐々にこのやり方が受け入れられているので、任天堂の方針には特に言うことはないですね。普通に良いです。
情報を小出しにすることと、その内容による絶妙なリテンションは、多くのユーザーを取り入れ、売り上げにも貢献できるので、非常に上手い戦略だと思います。
武器の種類とバランスが絶妙
大きく分けるとシューター、ローラー、チャージャーがあります。これらのメイン武器には塗り性能に特化してるものやキルに特化したものがあるので、自分のプレイスタイルに合ったものを選択できます。
さらにサブウェポンやスペシャルウェポンもあるのですが、他のゲームとは違ってこれらはメイン武器に固定されています。つまり、メイン武器とサブとスペシャルは３点セットなわけです。
これで強いカスタマイズで溢れないようにしているわけですが、このバランスが本当に絶妙で、強すぎたり弱すぎるセットが今のところありません。
この設定を開発段階で何度もプレイして考えているからこそ偏りがなく、ユーザーが気持よくプレイすることが可能なのだと思います。
着せ替えがオシャレだけでなくプレイスタイルに影響する
スプラトゥーンは今までの任天堂のIPとは違い、まるまる新しいキャラクターと世界観のゲームです。デフォルメキャラのカジュアル感が主にライト層に受け入れられているのだと思いますが、キャラに着せる「ギア」と呼ばれる、「帽子」「服」「靴」のデザインがリアルの世界とほとんど変わらないものであることも十分な理由だと思います。
Tシャツとかパーカーとかジャージのような身近な物をイカちゃん、イカくんにコーディネートできる点は女性にもハマりやすいです。
そして忘れてはならないのが、このギアはキャラクターのスキルを何かしら上げてくれます。オシャレ要素だけではありません。
これもギアによって大部分は固定されていて、速度アップやインク効率アップ等のスキルがあり、プレイスタイルに影響します。そのため、見た目をとるか性能をとるかという試行錯誤もできるので長々とプレイしてしまいます。
現実世界とあまり変わらないデザインを採用することで、一般層がCMを見た時に目を奪われやすく、話題に挙がりやすくなっていると思います。
まとめ
面白いです。
オンライン要素がほとんどなコンシューマゲームですが、このゲームのためだけにWiiUを買っても良いと思いますし、買ってる人も良くゲーム内の投稿で見かけます。自分も結構やっていますし、２か月経つ頃には飽きるかなと内心思ってましたが、全くその気配はありません。
ゲームをやっていると思いますが、本当に作りこみが上手いなあと感じます。プレイがまだの人は是非どこがでやってみてください。
大げさかもしれませんが真面目にゲーム史に残しておくレベルだと思います。
最後にID書いときます。
イカID:maashal
